医療用ウィッグの裏地タイプは二種類
医療用ウィッグの裏地(ベース部分)には、
人工皮膚付きタイプとネットタイプという2種類があります。
自然な見え方になるかどうかに関わってくる
のがこの裏地のタイプなのですが、いずれも長所、短所があります。
どちらを選ぶにせよ、まずは現物をあなた自身が自分の目で確認し、
きちんと試着して見え方や感触を充分確かめることが大切になります。
人工皮膚付きタイプ
薄いウレタンを素材とした人工皮膚(ラバーともいいます)のメリットは、
地肌との区別がつきにくく自然に見えるため、装着時の違和感がないということです。
自髪のように見えるというのは医療用ウィッグ選びの大きなポイント
のひとつです。
頭頂部を見られる場合、例えば通勤時などにあなたが着席した際など、上からの視線にも安心できます。
また脱毛時、医療用ウィッグのすべり止めの役割も果たします。
しかし、その分高価で耐用年数もネットタイプと比較すると短くなります。
夏場には特に汗で蒸れますので、ネットタイプより不快感を感じる場合もあります。
ネットタイプ
人工皮膚タイプに比べると、分け目部分の色や質感にどうしても不自然さを感じさせます。
しかし、
- 価格をおさえられる
- 耐久性が人工皮膚のものに比べて優っている
- 通気性がある
といったメリットもあります。
メーカーによってネットタイプでも不自然に見えないよう、工夫されている製品もあります。
分け目部分のカバー用の裏地ネットというものもあります。
メリット | デメリット | |
人工皮膚付きタイプ | ・自然な見え方 |
・高価 ・耐用年数が短い ・蒸れやすい |
ネットタイプ | ・価格をおさえられる ・耐久性がある ・通気性に優れている |
・見た目に不自然さが残る |
実際に日常生活で、あなたが他人の地肌に普段どれくらい目を向けているかなどを考え、現物をよく見てから判断されることをお勧めします。
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